機関員(見習い)




機関員とは、消防自動車や救急車などの車両の管理・運用を行う署内の役割である。    

もちろん、必要な免許を取得し2年経過した時点で緊急自動車の運転資格はあるの     

だが、一応署内で機関員の訓練を1ヶ月〜2ヶ月行い小隊長、中隊長、大隊長の許可    

をもらい実際に機関員として現場デビューとなる。                   

でも訓練の進行は十人十色で、消防自動車であればポンプ運用(水を吸ったり出したり)  

資器材の配置及び取扱い、管内地理・水利(消火栓、貯水槽など)の把握、運転技術    

をどんどんこなして1ヶ月程度で正機関員として現場へデビューしていく者もいるし    

いつまでたっても見習いを脱しない奴もいる今回はこのうだつのあがらない男の話である。 



今回の主人公D消防士は、1年前から機関員を目指し日々?訓練に励んでいるのだが・・・

過去1年の間に2回挫折している。                          

1回目は、1ヶ月で機関員の訓練から離れていってしまった。              

理由は、「怒られるのが嫌だから・・・」                       

まぁ消防は超体育会系なので、口うるさいし、手も出ます(少しだけパシッって感じ)   

誰でも通る道だし出来る奴でも、そんな簡単には機関員にはなれないんだよ的な考えで責任感

などを養う上でも重要な作業であるらしいです。                    

しかしD消防士は、打たれ弱いのかやる気がイマイチなのか「もう嫌です・・・」と自ら辞退

したのだが、数ヵ月後また「なんで僕(D消防士)には機関員をやらせてくれないの?」と訓

連再開(辞退したくせにこの言い草が最高ですね!)しかし・・・路上訓練中に壁に擦ってし

まい消防本部へ呼び出し&事情聴取・・・しかも再開初日ですよ不運です。この時ばかりはか

わいそうだと思い励ましてあげたりしたんですが、気にするなよの言葉に「何の事ですか?」

とD消防士この時は、強がって見せているだけだと思っていたが本当に気にしていないそれど

ころか「自分は悪くない!!」と周囲に話していた・・・はぁ〜どうなんでしょこの態度?  

せめて数日間は、落ち込んだ振りでもいいからしてほしかった・・・(´・ω・`)ショボーン   

この事故の後、数ヶ月は、機関員の事は口にしなかったが、ある日突然「機関員訓練をしたい」

と三度言い出したので、小隊長、中隊長、大隊長で話し合い三度目の正直ということで訓練再

開となりました。現在も訓練は継続中で3ヶ月目に突入したが、まだまだ小隊長のOKが出な

いまま訓練だけが進行している。そんなD消防士もさすがに進展しない訓練に不安なのかこん

なことを言い出した。「機関員なんて簡単なのになんで上はやらせてくれないのかな〜?」 

この発言には皆がちょっと驚いた!その言葉に反応したのが普段は温厚な先輩機関員のHさん

H「オイ、D!機関員の仕事ってなんだか言ってみろ!!」                

D「えっ、そりゃ〜運転手ですよ」自信満々                      

H「ほ〜っ運転手か・・・どうだ簡単だろ運転手なんて」( `_ゝ´)ムッ          

D「まっ余裕ですよ(*´∀`)アハハン♪ 」                        

皆「言っちゃったよ・・・言っちゃいましたよ」( ゚∀℃( `Д´)マヂデスカ!?      

H「じゃあみんなで地理テストやろうか〜Dも一緒にやろうぜ!」(^フ^~')''' ' '    

こんな時、大先輩のHさんは、問題を出す係りなんです。だって誰も勝てないし、凄い人だし

カリスマ機関員だから暗黙の了解的部分なので自然と出題係りに進めていく・・・・結果は、

A君10問中8問正解、B君10問中6問正解、C君10問中5問正解、D消防士1問正解 

H「どうしたD口ほどにもないな〜(・∀・)ニヤニヤ」                   

しかしD消防士から飛び出した言葉は耳を疑いたくなるような言葉だった。        

D「Hさんは何でやらないの?できないから?」                    

皆「エッ?今なんて・・・」キイタ?( ゚д゚)オクサン(゚д゚ )アラヤダワァ              

これには流石にHさんもビックリしたみたいで(○口○*) ポーカンとしてました。      

しかし、D君は続けてます「では、問題○○○商店への署からの最短の道順は?」     

H「○○○商店でいいのか?」                            

D「あれ?わかりませんか?」                            

H「お前は、○○○商店知ってて問題出してるのか?」                 

皆「( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)ポカーン」              

D「えっ???し・し・知ってるに決まってるじゃないですか〜」(゚Д゚;)         

そう○○○商店は消防署の2件隣にあるお店なんです。                 

しかし、Hさん何故かHさんの自宅を道案内してる・・・                

H「どうだ?D合ってるか?」                            

D「フッ正解ですね。できて当然ですけどねこれぐらい!」               

H・皆「プッ・・・ハハハハハッ〜ガッハガハガハ(・∀・)ガッハガハガハ」          

D「???」                                    

H「オマエ地理勉強してるのか?」                          

D「ハイやってますよ」                               

H「そんなんじゃ一生、運転手すらできないな!機関員なんて死んでもなれないよ!」   

H「ちなみにさっきの言ったのは俺の家だよ○○○商店は消防署の2件隣だぜ、覚えとけよ」

D「・・・・・・・・・」                              

D消防士は知らないけど小隊長、中隊長、大隊長の相談した結果D消防士には機関員は、無理

なんじゃないかという話しがでているらしい・・・しかしここでD消防士の訓練を止めるのは

今後の彼の消防人生に問題がでるかもしれないということで、今年度中は訓練のみ継続して様

子を見ようという結論がだされています。                       

僕が考えたところ彼(D消防士)に足りないのは、やる気、学ぶ気持ち、前向きな気持ちです








頑張れD消防士、一生見習い機関員からの脱出を目指して。









出 発 点 管 理 人 表 通 り 裏 通 り 寄 り 道 抜 け 道
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